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2026年8月31日
ひばりだより vol.45 「平和の音楽」

今年もひばり音楽教室では、恒例のサマーキャンプが行われました。
日帰りで参加していた子が泊まるようになり、小学生だった子が中学生になり、同じ場所でも、子どもたちが毎年成長していく姿が印象的です。
 
サマーキャンプのプログラムも、毎回変化があり、今年はゲストをお迎えして舞曲のステップを実際に体験する時間がありました。
リトミックの時間では全員で体を動かしたり、音楽に関するゲーム大会の内容も、毎年様々なアプローチで子どもたちが楽しめるように考えられています。
 
最後に皆の前で発表をする室内楽は、グループごとに合う曲を先生が提案して、合宿の間、先生の指導を受けながら練習をします。
協力し合ってひとつの音楽をつくることができる、貴重な機会です。
 
それぞれのグループが発表する音楽を聴いていると、これは平和の音楽だなと感じました。
それは、ある新聞記事を思い出したからです。
 
6月から8月にかけて、新聞やニュースでは平和に関するものが多く目に留まります。
私が思い出したその新聞記事は、歌で戦争に協力してしまった方の体験談でした。
その方は当時まだ子どもで、童謡歌手だったそうです。
その時、戦争を応援するような気持ちにさせる歌を歌ったことが、誰かを戦場に向かわせてしまったのではないか。
そう考えるようになってから、そのつぐないとして、戦争体験記の朗読会を開催して、後世に戦争は間違っているということを伝えているとのことでした。
 
音楽には力があるとよく聞きますが、その力をどんな風に使うかで、全く別のものになってしまうことがあります。
以前こちらのブログで紹介した絵本『モーツァルトはおことわり』でも、戦争に利用された音楽が題材となっています。
ナチス強制収容所で人々から恐ろしいことを隠すために、音楽演奏があった事実から生まれた物語です。
 
このように、音楽が戦争のために使われてしまう悲しい歴史を知った上で、純粋に音楽を追求して演奏する子どもたちの音色を聴くと、より深くあたたかく感じました。
こうした平和の音楽が、これからも成長して羽ばたいていくことを願っています。
 

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