今年はひばり音楽教室の発表会が2日間に渡って開催され、両日とも参加した皆さまにとって実りのある日となりました。
私は2日目しか舞台裏に関わることができなかったのですが、今回も精一杯発表会に挑む子どもたちの姿が印象的でした。
昨年の発表会のブログでは、舞台袖の空気感について書いていましたが、
演奏前も演奏中ものびのびしている姿、直前まで緊張していたものの舞台で堂々と演奏している姿、励まし合う姿など、今回もまた様々な場面がありました。
演奏会の最後には、子どもたちから先生へ感謝を伝える姿がありました。
先生との信頼関係があるからこそ、のびのびと音楽に向き合えるのでしょう。
その様子を見て、ドイツ児童文学で有名なエーリヒ・ケストナーの『飛ぶ教室』を思い出しました。
寄宿学校での子どもたちの友情や成長を描いた作品ですが、その中で先生との信頼関係というテーマが印象的です。
登場する先生は、子どもたちに寄り添って話をしてくれます。それは、先生が子どもの頃の気持ちを忘れずにいるからです。
この作品は、何度か映画化されていて、2003年に公開された映画は、内容に大幅な変更があるものの、原作の重要なテーマを受け継いでいます。
冒頭はエーリヒ・ケストナーの言葉から始まります。
「どうして大人は、子供時代のことを
すっかり忘れてしまうのだろう。
子供というものは、時にひどく悲しく
不幸になってしまうということを
決して忘れてほしくない。」
大人と子どもではなく、人と人として尊敬し合い、心から向き合っていることが大切だと思います。
これまでひばり音楽教室の発表会、夏の合宿などに関わる中で、
子どもたちと真剣に向き合う先生たちの姿は、『飛ぶ教室』に登場する先生と重なるように感じました。

