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2023年9月29日
ひばりだよりvol.10「筋肉がついたり、落ちたり」

最近、漱石文学全集を読んでいます。

「三四郎」、「それから」と読み継いで、今は「門」を読んでいるところ。

最初に読んだのは、たぶん高校生だったと思います。読んだという記憶があるだけで、内容もほとんど覚えていないのですが。あの頃は漱石は難しくてようわからんと感じていました。

けれども今読み返してみると本当に面白い。寝る前にベッドで読むのには、一冊が重すぎる本なのですが、読み始めると腕が痛いのも忘れて没頭してしまいます。

大人になって、色々経験してきたから分かるようになったという部分も多少あるかもしれないですが、こんなに面白いと感じるということは、おそらく読む力、つまり読書する為の筋肉がついたということだと思います。

何事も継続して取り組むことのできない飽き性の私ですが、読書だけは、だらだらとでも続けていました。続けているという意識もないくらい。生活にいつも読みかけの本がある感じです。

この無意識レベルってのがいいのかもしれません。無理をすると続かないですからね。

「継続は力なり」と言いますが、読書でも継続していれば、読書筋がつくもんなんだなあと実感し、なんだか嬉しかったです。

 

そういえば逆に筋肉が落ちた経験も。

以前私はお酒が大好きだったんです。頑張って禁酒日を作らないといけないなあと思うほど、毎日のように何かしらのお酒を飲んでいました。
しかし子供ができてからはぱったりと飲まなくなりました。妊娠中だから禁酒したというわけではなく、自然と飲めなくなったんです。お酒の匂いがダメになってしまって。

それで、出産後にさあ飲むぞ~!と思っても、もう飲めないんですよ。すぐに気分が悪くなってしまうんですよね。体がお酒を分解できなくて異物にびっくりしてる感じです。
まさに飲酒筋が落ちたと思った経験でした(笑)。

お酒の席は大好きなのに、これは少し悲しかったです・・・。

まあでも、以前ほどお酒を飲む機会も時間もなくなったので、飲酒筋は今はそれほど必要じゃないかなと、最近は思っています。

 

鍛えれば増え、怠れば減る。日々の生活を如実に反映し、体は正直です。

何気なく暮らしていても、実はなにかしらの筋肉がついてきているのかも。

皆さまはどんな筋肉を鍛え中でしょうか。

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