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2022年12月5日
講師自己紹介 土屋眞木子(ピアノ講師)

クリスマス、お正月と街が賑わい、気持ちも華やぐ12月になりました。
今年はサッカーワールドカップも加わりましたね!
12月のブログを担当いたします土屋眞木子です。昨年よりピアノのレッスンを受け持っております。
この機会に幼児、学童期の生徒さんのレッスンで大切にしていることをお話させていただきたいと思います。

それは、この時期に身につけさせてあげたい”力“についてです。学生時代に教育学を履修したり、留学先がドイツだったことからモンテッソーリやシュタイナー等の幼児教育について学ぶ機会もありましたが、自分自身の出産、育児にあたり、考え始めたことがきっかけでした。

今日では非認知能力として注目されていますが、数値化の困難な忍耐力、継続力、協調性、統率力、集中力、自己管理能力、共感力・・・等、生きるための能力 ”人間力“ とでもいえるものです。
そしてレジリエンス(感情のコントロール)などもそこに入ることだと思います。その”人間力“を体験を通して習得させてあげることこそ、その後に続く学童期からの学びに大きく影響すると解明されているからです。

ピアノ演奏の基本テクニックと並行してアンサンブル、連弾の体験をしていただいたり、小、中学校の音楽会での楽器練習、合唱コンクールの伴奏のお手伝いも積極的にしております。自分の心で感じ、正しく聴く訓練をし、何をどのように表現したいのかを話し合うことにしています。
“人間力“を発揮して豊かな人間関係を構築し、学力の向上にもつながればと願っております。

子育ては試行錯誤の連続で大変な毎日でしたが、その何倍ものかけがえのない幸せな時間を過ごせました。残念ながら私の子育て期間は過ぎ去ってしまいましたが、レッスンの中で”人間力“につながることを少しでも育めるよう・・・そして私も一緒に学び続けたいと努めております。

たとえ絶望の淵にあっても心を奮い立たせる何かを伝えたり、感じることができるのが音楽です。
それはコロナ禍で、頻発する自然災害禍で、ウクライナ侵攻による戦禍で、人々の感動的な映像が数多く報道され証明されています。
音楽を楽しみ、理解し、“人間力”を携え、想定外のことが多発する現代を生き抜くことができるよう、子供たちが力強く育ってくれることを心より願っております。

2022年も残りわずかになってしまいました。
2023年が皆様にとってより良い年となりますようお祈り申し上げます。

 

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