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2022年3月24日
それぞれの感性を大切に

ひばり音楽教室には、オンラインのソルフェージュクラスがあります。

ソルフェージュとは、楽譜を読む勉強、つまりは座学です。
音楽を学んだことのある人にとっては、ソルフェージュというと、
退屈で難しいイメージがあるかもしれません。
ひばり音楽教室ではソルフェージュを楽しく学ぶことを重視し、
子供たちが音楽や楽器にもっと興味を持ってくれるよう、工夫して独自のカリキュラムを作っています。
また、弦楽器に特化したソルフェージュですので、実技に実践的に取り入れることができます。

実は、ソルフェージュクラスを開講したのは昨年のこと。
できたてほやほやの頃は、なかなかうまくいかないこともありましたが、
講師で意見を出し合いながら試行錯誤してやってきて、今ではとても充実した内容のクラスとなりました。
この一年、頑張ってついてきてくれた生徒さん達、温かく見守ってくださった親御さん達には感謝の気持ちでいっぱいです。

開講当初からこのクラスでレッスンを受けてくれていた子どもたちは、飛躍的に実技のレベルが上がっています。
譜読みの勉強ですが、実は演奏技術にものすごく影響するんですよ。
子どもたち自身が自分で理解し、考える力がどんどん身についてきます。
それによって、練習が楽しくなり、自発的な練習ができるようになります。
自らこうしてみよう、ああしてみようと考えて工夫するようになり、
それが演奏技術の向上に繋がっているなと実感しています。

先日、ソルフェージュのオンライン体験レッスンが開催されました。
みんな楽しそうに、和気あいあいとレッスンを受けてくれました。
受講された生徒さんの親御さんからは、
「先生の説明がゆっくり丁寧だった」
「早く上達できそう!」
「優しい雰囲気の先生で安心しました」
などのお言葉を頂きました。

ソルフェージュクラスの担当講師、戸田英里先生がレッスンで大切にしていることは、
「生徒さんそれぞれの感性を大切にすること」だそうです。

こんな風にもおっしゃってました。
「音楽にはたくさんの決まりごとがあります。その決まりごとを学ぶと、型にはまってしまうと思われがちですが、そうではありません。決まりごとを学ぶことで、かえって自分にしかない表現を見つけることができるのです。
また、音楽には答えのないこともたくさんあります。曲を聴いて感じたことは、人それぞれ違います。思ったことを自由に話せる時間もレッスンの中で作るようにしています。」

どんなに個性的な演奏家でも、基礎がしっかりしているからこそ自由な表現ができるのだと思います。「型」を知らないと、「型破り」もできないですよね。

ソルフェージュクラスの生徒さんがさらに増えてくれるといいなと思っています。
体験レッスンも随時開催していますので、ご興味がある方はぜひ体験してみてくださいね。

 

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